『 アナライフ ANALIFE 』 ( 2005・日 )

◆ アナライフ ANALIFE  ( 2005年・日本 )

 監督:合田健二/出演:高橋伸禎、増田あゆみ、横田陽平 他

 評価…★★☆☆☆

<作品紹介>

現代社会には様々な欲望とそれを満たす手段がある。しかし、自分の欲望がわからなくなったらどうだろう? 日常生活に支障はなく普通に行動できるが、食べ物の味も快感も感じず、全てがリアルでないような 「 無感覚 」 としか表現できないような状態に突然陥ったら?

それぞれの理由から、そんな「 無感覚 」に陥った若い男女3人が、自分の感覚を取り戻すために行うようになった行為はいずれも、アンモラルで犯罪的、あるいは犯罪そのものだった。

そんな自らの行為に疑問を感じるでもなく、現状を打破するでもなく、それぞれの行為を淡々と繰り返す3人だったが、彼らのそんな生活は思いがけない他者の登場によって、ある日突然に破壊される。

悪意があったのか、偶然なのか、必然なのかは明らかではないし、起こった事件も様々ではあるが、3人はそれぞれ身体に同様の傷を負うことになる。そして、当人たちは意識しないまま微妙に関わりながらも、別々に、しかし、近い場所で生活していた3人は通院先の病院で、初めて一堂に会することになる。

そして、その時、思いがけない事件が起こった。


うーん、私なんでこれ借りちゃったんだろう…(*_*) → 答え = 海外映画のコーナーに混ざっていたため、5本セットの最後の一本を埋めるために惹句 ( 現代社会にさまざまな形で存在する欲望を「穴」をキーワードにして描く…みたいなだった。多分 ) だけで適当に借りてしまったから。

邦画だってわかってたら絶対借りなかったんだがなぁ。あと、穴がこんな穴だとは思わなかった(-"-;) ホラーやサスペンスでいわゆる穴に落ちてしまって…みたいなのが結構あるので、てっきりそれ系だと思ってたのに、下ネタとはね…(-"-;)

※以下ネタバレ有り※

そんなわけで始まった瞬間から後悔しながら見た本作ですが、その後悔を裏切ることはありませんでした(笑) 3本の独立した話が最後にひとつにまとまるという形式なのですが、最初の2本がもう不愉快なこと極まりない(-"-;)

最初のは卑劣極まりないアナルレイプ魔の話で、次がよくわからないけど死体フェチ的な行動をする女性の話 ( ひょんなことから連続殺人犯と関係ができ、その後、彼の殺人現場に立ち会って写真を撮るようになり、その写真をPCで様々に加工して…というような )なんですが、前者は精神的に物凄く不快、後者は死体画像の大写しが生理的に不快(T_T) 

まぁ、後者はある意味では面白いし、評価する人も多いかなと思いますけど、私はダメでした。 決して捕まらない理由無き連続殺人犯と、何故かそいつの犯行現場を目撃してから関係ができ、その写真を撮り続け加工する女という不自然な設定が気に入らないというのもあるかなぁ…。現代日本で連続殺人犯して捕まらないわけがない。しかも、その場で、写真はとるわ、セックスはするわ。よっぽどの山の中とかでもムリだと思うけど、作中では住宅地みたいなとこでやってるし。そんなの有り得ねぇよ(-_-#)

あと、登場人物の容姿レベルが低いので、そういう意味でも不快感が強いですね。 女性は比較的マシ ( と言ってもせいぜい頑張って中の上くらいだが ) なのですが、それでも肌とか汚いし、スタイルもいまいちだし、衣装もダサいし…と言った感じで、セクシーなはずのシーンでも汚らしさしか感じない。まぁ、わざとなのかもしれないし、そういうのが生々しくていいと言う人もいるだろうけど、私はほんとダメでした(T_T)

3本目はちょっと前にありがちだった他人のゴミを漁る青年の話で、ネタとしてのインパクトも弱いし、主人公のルックスが比較的マシだったので、何てことはなかったです。ゴミ漁り系ではゆずの北川くん主人公の 『 オールナイトロング3 』 に勝るものはないんじゃないかなぁ(笑) まぁ、あれはストーカー系といった方が正確だけど。

で、それぞれの主人公がそれぞれの理由で、菊座を損傷してしまい、その専門の病院に行ってそこで出会って話がつながる ( だから、 『 アナライフ 』 ? (-"-;) それまでにも物語の中で3者の人生が一部交錯しているのは示されてたけどね ) のですが、そこからが全く意味がわからん。 何かオッサンがふたり出てくるんだけど、どうも宇宙人かなんかみたいで、人を自由に消去する力を持ってるんですよ。 で、3人は恐怖で言いなりになる…みたいな展開なんだけど、何故そこで、森に行って 「 森のくまさん 」 を輪唱せねばいかんのか??? うっすらとわからなくもないところもあるんですけど、どっちにしても、これはないわって感じ(-"-;)

しかし、こないだから何故こんなに「 森のくまさん 」を聴かされているのだろう? ( 先日見た映画ではエンディングでずーっと流れてた。まぁ、こちらはわかりやすく必然性があるし、歌も楽しいんだけどね。 洋画だから歌詞違うし )確かに子供の頃から変な歌詞だとは思っていたし、熊も好きだが。 こういうのもシンクロニシティというのかな。

そんなわけで、映画全体の出来とか好悪で言ったら星ひとつなんですが、各話には評価しなくもない点があったので、まぁ、ふたつかなぁ…。

そうそう、本題にあんまり関係ないんですけど、1話のレイプ魔がレイプ帰りの夜道で、男3人に拉致されてレイプされるというラストには喝采しました(^_^;)

全ての常習的性犯罪者 ( 痴漢、強制わいせつ、強姦の類ね )はレイプした上に宮刑に処すればいいと思うのです。 被害者の気持ちをわかるようにしなければいけないので、レイプするのは絶対男性でなければいけません。そして、力でねじ伏せられる恐怖や理不尽さを体感させるために、できるだけマッチョな人が好ましいですね。あ、アメリカの重犯罪者刑務所とかに好きにしていいですよって言って、短期で入れてやればいいよね。向こうも嬉しいし、こちらも目的が果せるもの。うん、これはいい。でも、渡航費用がネックだなぁ。じゃあ、在日米軍基地とかに慰問させるか? 犯罪者の方が好ましいんだけど、米軍人なら体格とか性質は近いものがあるからいいかなーとかね^^; ← 敢えて問題発言をしてみた。だって、少女強姦犯をかくまうような組織なんだから、全員強姦犯みたいなもんじゃん。清潔で高潔な人もいるでしょうけど軍人らしく連帯責任だよ^^;