『 チアリーダー忍者 』 ( 2002・米 )

チアリーダー忍者  ( 2002年・アメリカ )

 監督:ケビン・キャンベル/出演:キラ・リード、レネ・ディーマー、アンジェラ・ブルベイカー、ジェフ・ニコルソン 他

 評価…★★☆☆☆

     

<あらすじ>

舞台はアメリカのとある高校。ここでもチアリーディング部は花形で、華やかな部員たちは青春を謳歌していた。しかし、そんな彼女らを敵視する存在がいた。それは「 ヒマなカトリック母親会 」、つまり、その高校のPTAの一部だ。厳格な母親たちにとって奔放なチアリーダーたちは許しがたい存在だった。

そこにチアリーディング部への入部を断られたことを恨みに思っているオネェ系ゲイのスティーブンが現れ、両者は協力してチアリーディング部を潰そうとする。

彼らは刺客としてカンフーの達人であるカトリック不良女子高生を差し向け、見事勝利を収める。しかし、チアリーダー達もやられっぱなしで黙ってはいなかった。彼女たちはカンフーに勝つべく忍術を身に付けることにしたのだ。

そして、厳しい修行の末に誕生した 「 チアリーダー忍者 」たちがリベンジに臨むが、彼女らの決戦に隠れ、同校では世界的な陰謀が進行していた。それに気付いたチアリーダー忍者たちは、その陰謀をも食い止めようとするが…。カンフー対忍術の勝負の行方は?そして、世界は守られるのか?


うーん、凄いなぁ。何かあらすじ書いてて気が狂いそうになってきたぞ…(-"-;)

あのー、このあらすじ嘘じゃないですけど、あんまりマトモに受け止めないで下さいね。どんなんに面白そうな要素があったとしても、映画というのは作り方によってはどこまででもダメにすることはできるのですから。あ、あとパッケージも真に受けないで下さいね。こんな上玉は出てませんし、こんなにかっこいいシーンもありません。

※以下ネタバレ有り※

…と言うわけで、まぁ、とにかくひどいです。下品極まりない。超おバカ映画ということはわかって借りたのですが、それでも目眩がしました。さすがアルバトロス。やってくれるわ(-"-;)

私は性的じゃない方の下ネタは嫌いなので見てて結構げんなりしました。でも、ほんとに徹底した下品系バカで、よくB級以下映画での危険シーンなどで 「 どう見てもそれ人形だろ! 」ってのがあったりしますが、この映画の場合はその人形がオランダの奥様 ( それもすっげぇ安い感じの )になっていたのにはちょっと感心しました。ちなみに該当シーンは格闘シーンです^^;

性的な方は脱ぎ担当の女優さんがいて出し惜しみない感じなんですが、チアリーダーならではのセクシーシーンとかは特にないのが残念ですね。というか、そもそも女の子のレベルが低すぎ!10人くらいでるのにかわいい子がひとりもいないってどういうこと!? しかも彼女らは誰ひとりとして脱ぐわけでもないんだよ。これはひどいよね。これに較べると『 女子高生チェーンソー 』の何と素晴らしかったこと!(←そもそも較べてはいけないかも。)

で、お話はあって無きが如しなんで、どうでもいいんですが、あらすじに書いてる 「 世界的陰謀 」 ってのは、何かモテないオタク男子高校生がコンピューターウィルスを使って何とかかんとか…みたいな時代( 2002年 )に即した感じの内容でした。しかし、テンポが悪いし、ぐだぐだだし、ほんとひどいわ、コレ。ジャンル映画ならゴミクズでもまだ耐えられるけど、純粋コメディでこういうのに出会うとダメージが大きいっすねぇ(-"-;)

( 2005年9月鑑賞 )