『 クライモリ 』 ( 2003・米/独 )

◆ クライモリ  ( 2003年・アメリカ/ドイツ )  監督:ロブ・シュミット  出演:デズモンド・ハリントン、エリザ・ドゥシュク、エマニュエル・シューキー、リンディ・ブース      ジェレミー・シスト、ケヴィン・ゼガーズ 他   評価…★★★☆☆       <あらすじ> 舞台はアメリカ・ウエストヴァージニア州。就職面接を受けるために急いでいた医学生のクリスは、事故で渋滞になった国道を外れて森の中の旧道を行くことにする。その頃、同じく森の中の道を進んでいた若者5人組の車は何者かが仕掛けた罠らしきものにひっかかり、立ち往生していた。そこにクリスの車が突っ込んでしまう。 どちらの車も大破し、携帯も圏外でつながらない。やむを得ず、彼らは助けを呼べる場所を求めて森の中へと歩き始める。そのうちに彼らは森の中にある妙な痕跡に気付く。それは残虐に殺された動物の死骸であったり、奇妙な焚き火の跡であったりするが、いずれも不吉な気配を漂わせていた。そして、ようやく辿り着いた民家らしき小屋はおぞましいものでいっぱいだった。ここには何か恐ろしいモノがいる! 気付いた時には既に遅く…。
※以下ネタバレ有り※ ( 2006年2月鑑賞 ) まあ、正統派殺人鬼ものだよね。ああ、でも、快楽殺人ではなく生活殺人だから、田舎の恐怖系の要素もあるかなぁ。ちなみに言えば、本作は強盗系ではなく文字通り人肉を生活の糧にしておる人々なわけですね。しかし、どうもピンとこなかったですね。だって、殺人鬼達に全然スポットがあたってないんだもん。あんなに面白げなのが3人もいるんだから、もっと活躍させてよ。 あと女の子は確かにみなかわいかったのだけどパッケージの文章はどうかと思う。おかげで主人公が男だとわかった時点で、だまされた!と思ってマイナスの目で見てしまった。 ここからの記述は08年12月現在のもの。 最近出た続編は面白かったんだけど、どうもこれは余り感心しなかった記憶だけが残ってるんですよね。多分、森の中のフリークスたちの背景がいまいちきちんと描かれてなかったからではないかと思うのだけど、もはや明らかではないですねぇ…。多分、近親婚による遺伝子異常みたいなのがほのめかされてる程度で、あのフリークスたちの身体能力や食人に至った背景とかについては何ら言及されてなくて説得力がなかった…と思うんだけど。続編ではこの辺りがきちんと描かれてました。何といってもお父さん出てくるしね^^; 気が向いたら、もう一度見てみようっと。