『 ホネツギマン 』 ( 1998・米 )

ホネツギマン ( 1998年・アメリカ )

 監督:J.トッド・アンダーソン

 出演:マイケル・ラパポート、レイチェル・リー・クック、マイケル・ジェッター 他

 ※日本劇場公開は2004年。イーサン・コーエン共同脚本。

 評価…★★★☆☆

     

<あらすじ>

子供の頃に受けたいじめを克服するためレスリングを習っていたエドワードはプロレスラーへの夢を持ちつつ、カイロプラティックに惹かれ、やがて優れた整体師となる。彼の信条は 「 完璧な背骨が心身の健康の鍵 」ということだ。そんな彼は 「 健康の鍵は薬だ 」という信条を持つ薬局経営の父親と対立する。勘当状態で家を出た彼は、昼は整体師、夜は覆面レスラー 「 ホネツギマン 」 として働き始める。

※以下ネタバレ有り※

人体模型柄のボディスーツ姿のホネツギマンは無敗を誇っていた。しかし、妻が妊娠したのを機に、エドワードはレスラーを引退して故郷へ帰り、実家の近くで整体師として開業することを決意する。

久しぶりに会った父親は意外にも暖かく彼を迎え入れてくれ、これからは家族そろって幸せで平穏な生活が始まると思った時に事件はおこった。

父親の薬局に奇妙な二人組が現れ店の買収を申し出たのだ。突然で強引な申し入れを父親は当然はねつける。すると、一人の男が突然銃を乱射し始め、エドワードの両親もその場に居合わせた妻のキムをも殺害してしまったのだ。

突然の惨劇に我を失ったエドワードはホネツギマンとしてリングに復帰し、見境なしに暴れまわる。そして、ボディスーツ姿のまま街に飛び出した彼は、やがて復讐を決意する。


( 2005年9月鑑賞 )

題名とアルバトロスというだけで余り深く考えずに借りてしまったが、設定の妙ーなヒューマンドラマという感じでしたね。そこかしこに妙なところがあるんだが、まぁそもそも変な話だからどうでもいいか(笑)最後に無意味なグロシーンがあるのがご愛嬌ですかね。

ついでに言えば、私の借りたレンタル店では「バトルムービー」に分類されていたけどそれもどうか?

コーエンらしいと言えばコーエンらしいかなぁ。唐突な展開に無意味に過剰な暴力に作品を貫く妙な主張 ( 「 全ての基本は完璧な背骨、背骨の歪みは悪に通じる 」 みたいな )など、私は嫌いじゃないですが、人によっては耐えられないかも^^;