『ひとりで生きるモン!』 西 炯子


ひとりで生きるモン!.jpgひとりで生きるモン! 西 炯子 (徳間書店) ¥690  評価…★★★★★ <内容紹介> セクハラも下ネタも一刀両断! ナニにも動じない森川さんほか、個性的なキャラクターによる爆笑4コマ、ついに登場(コミックス帯の紹介文より) 先日この2巻を読んだので、その記録を書く前にまずこちらをと思いまして急遽取り上げることにしました。 私はギャグ系4コマは結構ジャケ買いするんですが本書もそのひとつ。購入を決めたのは裏表紙に載ってた4コマ。以下に題名とセリフの一部を引用。 『わたしの主張とくべつへん』 私は思う。私がいなきゃダメな男はー、私がいたってダメー! これで、ほほうと思う人はきっとこの作品が面白いと思います^^; 全体的な雰囲気は率直でクールで下品、かな^^; それで、絵がすこぶる美しいところがまた良いです。強いてカテゴリー分けするならば、にざかな(『B.B.joker』)とか新井理恵(『×(ペケ) 』)系ですかね。
単発、シリーズもの取り混ぜてあるんですが、そんなにキャラに思い入れがない感じなところがまたいいんですね。でも、森川さん(表紙のメガネ美人女子高生。知的でクールでエロい)は別格かな。この作品には数々の名言・名対応(こんな言葉はないが、そうできたらどんなにかすっきりするだろう!みたいな素晴らしい対応)があるのですが、中でも素晴らしいのは森川さんのあのセリフ。 川原に佇む森川さんと傍らに座る男子。男子が顔を赤らめ、はにかみつつ話し出す。 「なぁ、森川…。俺の夢はさー、小さくても一戸建てに住んで、庭には大きな犬を飼って、毎晩うちに帰るとかわいい子供と…その、ちょっと厳しいけどきれいな妻があったかい料理を作って待ってる…。そんな夢なんだけど、森川の夢は?」 「夢は夜しかみない」 かっこいいー!!  何というか、これだ!と思いましたね。凄い年下ですけど森川さんを師匠と呼びたい^^; ちなみに作者・西炯子さんは基本的にはBL系の方なんだと思うんですが、女性の体もなかなかエロくっていいです^^; カラーの『はたらくお姉さん』はその魅力満載で素敵^^