杉浦日向子さん作品紹介

一冊ずつきちんと紹介しようかとも考えたのですが、思い入れが強すぎてとてもムリでした(*_*) なので、2005年に訃報に接した時に書いた記事をそのままアップしますm(_ _)m
百物語 (新潮文庫) ¥860 <内容紹介> 題名通り百物語です。時代背景は江戸ですが、時代物好きでなくても奇妙な味わいの話や昔ながらの怪談などが好きな方にはおすすめ。岡本綺堂とか小泉八雲とか日本古来の怖さ。絵も非常に良いです。   ◆ 二つ枕 (ちくま文庫) ¥525 <内容紹介> 遊郭を舞台にした作品集。浮世絵風の絵は好みが分かれるところかと思いますが、好きな人にはたまりません。台詞回しや風俗考証、そしてその時代の男女の心理描写などが実にリアル。 百日紅 (上)  (下)ちくま文庫・上下巻)各¥714 <内容紹介> 浮世絵師・葛飾北斎と娘のお栄、弟子で居候の善次郎(英泉)の周りの日常生活や怪異を描いた連作集。江戸好き、浮世絵好きにはこれだけでたまらないと思います。江戸の日常とその空気感みたいなものを遺憾なく伝えてくれます。絵もすばらしいです。杉浦さんの絵は凄く上手、という感じではないのですが、非常に伝える力があります。 ◆ 風流江戸雀 (新潮文庫) ¥540 <内容紹介> 『柳多留』などの川柳を題材に江戸庶民の日常生活を描き出した作品集。現代では忘れかけていた季節感とその折々の情緒を感じさせてくれます。絵も話も軽い感じで初心者でも読みやすい。 …まだ紹介したいものはあるのですが、とりあえずこの辺で。